読書する女性

読書

僕が2017年に読んだとっておきの本 #mybooks2017

更新日:

2017年もたくさんの本を読みましたが、その中でも特におすすめな本5冊をジャンルごとに紹介していきます。

なお、紹介文は僕がブクログに書いているレビューからの引用となります。

 

経済・経営

橘玲さんは昔から好きな作家さんです。かつては資産運用関連の著作が多かったのですが、ここ数年は一般にうける内容のものが増えてきました。

「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの土台(本書では人生のインフラストラクチャー)をうまく設計して幸せな人生を築こうというのが本書のメッセージ。

 

それぞれの土台は「自由」「自己実現」「共同体=絆」という幸福の条件に対応している。

 

この3つの条件をすべて満たすものを本書では「超充」と呼ぶが、基本的にここにはたどり着けない。

 

そこで本書では、社会資本は小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散することで充実させることを推奨している。

 

つまり、全体像としては、金融資産で経済的自由を獲得すること、仕事は自分の好きなこと、得意なことにすべてを注ぎ込むことで自己実現と収入を得る道をつくる(できれば特定の組織に縛られないのが望ましい)こと、そして、強いつながりはミニマムな濃い関係(恋人や家族)におさえ、他の友情関係は貨幣空間(弱いつながり)に置き換えることが最強のポートフォリオになるというのが、著者の言わんとするところだ。

 

さまざまな知見をベースに書かれているので説得力があった。

 

AIの発展とそれにともなう失業はこれから10年くらい大きなテーマになるはずです。おそらく20年後の世界は、戦後から現在にいたるまでの時代とは大きく異なるものになるはずです。

新自由主義、マネー資本主義が行き詰った今、私たちは新たな社会のあり方を真剣に考えなくていけない。著者は、その一つのあり方を本書で提示している。

 

生活に必要な資金はベーシック・インカム(以下BI)として全ての国民に配られ、人は儲かる仕事ではなく、すべき仕事に専念する。それが、著書が描くユートピアである。

 

BIについては、予算の問題と心理・行動面への悪影響が懸念されるが、後者についてはBIが経済成長をもたらし、子供の学校での成績を伸ばし、医療費の削減にもつながっているという確かな反証をあげている。

 

BIは予算面でも可能だというが、そこの記述はほとんどないので他の資料にあたるべきだろう。日本でのBIの可能性については原田泰の『ベーシック・インカム』(中公新書)に詳しいので、そちらを読んでほしい。

 

もちろん電子書籍も便利でいいのですが、本屋さんで本を眺めたりするのも好きです。いまだに実物の本に触れて、においを感じると幸せな気分になってしまうのは僕だけでしょうか。

本を作るのは著者や出版社だけじゃない。一冊の本が僕ら読者の手に届くまでには、数多くの人の仕事がある。

 

しかし、彼らの仕事はほとんど知られることはない。

 

本書に「まさしく彼らは一冊の本の価値を支える陰の立役者であり、普段は読者が意識しない出版文化のインフラのような存在なのだと思う」という文章がある。

 

この本に出てくる「本をつくる人」たちはまさに本という世界を作り出し、守っている本の守り人なのだと感じた。

子育て

毎日のように子どもへの虐待のニュースを目にしますが、それらはあくまで氷山の一角。水面下にはより多くの悲しい現実があるはずです。僕も親として、自分が子どもにそういったことをしていないか、常にふり返りながら子育てをしていきたいと思います。

子どもに対する不適切な関わり方が、子どもの脳そのものを変えてしまうという事実に衝撃を受けた。子どもへの不適切な関わりといえば「虐待」というキーワードがまず浮かぶが、本書では、より広い概念として「マルトリートメント」という言葉が使われている。

 

このマルトリートメントには、言葉による脅し、威嚇、罵倒、あるいは無視する、放っておくなどの行為のほか、子どもの前で繰り広げられる激しい夫婦げんかも含まれている。

 

本書では、それらの行為が行われたときに、子どもの脳にどのような影響があるのかを明らかにするとともに、そういったマルトリートメントを受けた子ども、そして加害者側である大人に対してどのような対処や療法が必要なのかが具体例とともに紹介されている。

 

子どもたちを助けるとともに、親(をはじめとする養育者)を助けることが重要であるという著者の意見に強く賛成したい。

歴史

僕は無類の塩野七生ファンですから、塩野さんの書いた本はほとんどが最高評価になってしまいます。今は、『ギリシア人の物語Ⅲ』を読んでいるところです。

全三巻になる予定の塩野七生の『ギリシア人の物語』の第二巻。

 

この巻では、ペリクレス時代(現代からは「民主政が最も良く機能していたとされる時代)とそれ以後、アテネがペロポネソス戦役といわれる泥沼の戦争にはいっていき、敗北するところまでが描かれている。

 

それは、まるで明治維新に成功し、日清、日露の両戦争に勝利し、帝国化した日本が第二次大戦で破れ、解体されていく過程と重なってしまうのだった。

さて、いかがだったでしょうか。今回、紹介した本は2017年に読んだ本の中で、2017年発売かつ5段階評価のうち最高の5つ星をつけた5冊の本を紹介しました。

 

このほかにも2017年発売のもの以外では、『小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』や『すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)』も5つ星評価をしました。

 

今回紹介した本は、読んで損はない本ばかりなので、是非読んでみてください。そして、よければ感想もおよせください。

ブログ村

↓押して頂けると著者の励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

本日もご精読ありがとうございました。

ウォールストリートジャーナル

★おすすめ情報★
投資で成功するためには情報への投資も大切です。
世界のリーダーが愛読する経済紙・ウォールストリート・ジャーナル

僕も10年以上利用しています。IPOや米国株を中心とした海外投資を考えている人は口座開設しておきましょう。
No.1ネット証券で始めよう!株デビューするならSBI証券

パフォーマンスファースト広告



-読書
-

Copyright© Life is Investment 人生は投資だ , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.