今回の記事では、ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイ社も投資しているトーチマーク(TMK)という保険会社について調べてみます。
トーチマーク(TMK)はアフラックやプルデンシャルのように有名ではありませんが、調べてみるとなかなかの優良企業だということがわかってきました。
目次
トーチマーク(TMK)の業績推移
緩やかではありますが収益も伸びています。特に金融危機があった2008年、09年もしっかり利益を出していることに驚きました。
フリーキャッシュフローも順調に伸びていて2017年は2008年の倍近い規模になっています。
トーチマーク(TMK)の一株当たりの数値
2017年の急激な伸びは税制改革のためのものなので気にしなくてもいいです。
一株当たりの利益、フリーキャッシュフローともに順調に伸びています。
一株当たりの純資産も踊り場はあるものの右肩上がりになっています。
トーチマーク(TMK)の成長性
※2017年のデータを入れるとグラフが見にくくなるので除外しています。
売上、利益、EPSともにマイナス成長の年もあります。
しかし5年平均のEPS成長率がおおよそ5%-10%ほどになっていることから一株当たりの価値は上昇しているものと推察できそうです。
トーチマーク(TMK)のキャッシュフロー
営業CFとほぼ同額のフリーCFがあることがわかります。
株主還元としては、配当より自社株買いを優先させているようです。
トーチマーク(TMK)の株価推移
比較としてS&P500指数とプルデンシャルを入れています。
上のチャートは約10年間のものです。トーチマーク(青)のパフォーマンスが際立っています。
こちらは5年間のチャート。
こちらでもトーチマーク(TMK)が大きくアウトパフォーマンスしていることが読み取れます。
トーチマーク(TMK)のバリュエーション
2018年4月25日の株価86.12ドルで計算すると今期予想PERは14.35、PBRは1.57です。
過去のデータからみるとPER、PBRともにやや高めでしょうか。
PER12倍以下、PBR1.4倍以下くらいで買えるとよさそうです。
今期の予想EPSで計算するとPER12倍は72.6ドルということになります。
ちなみにPBR1.4倍は63.12ドルです。
トーチマーク(TMK)のまとめ
- 大きな成長性はないものの売上、利益ともに拡大基調にある
- 自社株買いに積極的であり、一株当たりの価値向上に経営陣が積極的
- 金融危機の時も赤字に陥らなかった点は評価できる
- 現在の株価は適正あるいはやや高め
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それではまた。