読書

『ゴールドマン・サックスM&A戦記』プロフェッショナルとして君はどう生きるか

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とても分厚い本である。なにせ300ページを超えているのだ。

またM&Aつまり合併や買収といったテーマもとっつきにくい印象を与える。ニュースでそういった言葉を聞くことはあるかもしれないが、その裏側でどのような交渉、そしてドラマがあるかは通常表には出てこないし、多くの人にとっては興味の範囲外かもしれない。

しかし、ちょっと待ってほしい。本書を読めばM&Aというのが実にドラマに満ちたエキサイティングで面白いものだということがわかるはずだ。

この本を手にとってほしい人

この本は、投資銀行や資本市場関連で働こうとしている人はもちろんのことだけど、これから社会に出て行こうとしているすべての若い人にも読んでほしい。

とくに専門性の高いプロフェッショナルを目指している人、あるいは絶対に社畜にはなりたくないと考えている人にとっては得るものが多いはずだ。

「M&A」の舞台裏とプロフェッショナルの生き様

本書の内容に関して大きく分けると実際の「M&Aの裏側」に関する部分と著者の「プロフェッショナルとしての歩み」の部分とに分けられる。

前者では、実際に著者が関わったM&Aの裏にどのようなドラマがあったのか、そして、そこに著者(とゴールドマンサックス)がどのように関わったのかが明らかにされている。

著者の「プロフェッショナルとしての歩み」については、著者がどのような経緯でゴールドマンサックスに入社することになったのかや、働く上で大切にしていたこと(後述)などが書かれている。

また、ゴールドマンサックスで出会ったの傑物たち(ワインバーグ、ルービン、ポールソン)や経営者たち(稲盛和夫、永山治)とのエピソードも面白い。

 

社畜になるな!会社とは対等であれ!

本書の中で特に印象的だったのは次の部分だ。

会社というものは自分の味方ではない。敵とまでは言えないが、少なくとも黙っていても会社が自分のために何かを施してくれるというものでは絶対にない。会社で自分の思いを通すためには、会社と個人は常に対等の関係になければならないし、さらに対等なうえで日々これ勝負であり、これにある程度勝たなければ、自分の思いを遂げることは出来ない。

これは、本書の中でもたびたび出てくる。おそらく著者が本書で伝えたかった2つのメッセージのうちの1つである。

つまり、「社畜になるな」ということである。

しかし、言うは易く行うは難しである。社畜にならないためには、自分が会社にとってかけがえのない人間になる必要があり、そのためには日々の精進が必要なのだ。

「会社にとってかけがえのない人物になれ!」そして「自分の自由は自分で勝ち取れ!」そんな熱いメッセージが込められているように感じた。

 

この本の著者、服部暢達とは何者なのか

著者は、日産自動車に就職後、アメリカでMBAを取得、そして投資銀行であるゴールドマン・サックスに入社している。

同社で活躍し、最終的に同社の日本法人M&A部門のトップになっている。また、同社退職後は、大学院での後進の指導にあたったり、社外役員も歴任している。資本市場とともに人生を歩んでいる人物である。

 

M&Aとはすなわち結婚である

人の生涯と同じように企業の一生にもドラマがある。

起業、倒産、新製品の開発、仲間の裏切り、予想外のトラブル…。そこにはフィクション顔負けのドラマがある。

そして、そんなドラマの大きな見せ場の一つが「M&A」である。これは人の生涯で言えば「結婚」にあたるだろう。

人生の中でも一大イベントだ。そのイベントの裏にあるドラマが面白くないはずがない。

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本日もご精読ありがとうございました。

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