読書

『エンジェル投資家』それは社会を変えるイノベーターを支える仕事だった

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エンジェル投資家」多くの人にとっては耳慣れない語句だと思います。

しかし副題からも「なにか大きなリターンを得られる投資」について書かれてある本だろうということは想像できると思います。

たしかに本書の著者ジェイソン・カラカニスは初期投資の1000倍以上のリターンを得ています。

しかし、本書は決して金儲けのための本ではありません。社会と変革する創業者を支えるエンジェル投資家という伴走者の生き方について書かれた本なのです。

想定読者はエンジェル投資家予備軍と起業家

本書は、どうやってエンジェル投資家になり、どうすれば成功できるかについて書かれた本です。

つまりは、エンジェル投資家になるためのガイドブックです。

なので当然、そういった希望を持つ人が想定読者となります。

と同時に起業する人にとっても、どのようにして投資家を味方につけるかを知るために大いに参考になるはずです。

 

本書は自伝でもあり、エンジェル投資家として成功するための教則本でもある

本書は著者ジェイソン・カラカニスの自伝的な部分と読者がエンジェル投資家として成功するための方法についてかかれた部分から成ります。

著者の自伝的な部分では、著者が大金持ちの出ではないこと(父はバーの経営者、母は看護師)、自身が立ち上げたテクノロジー系ビジネスを売却して作ったお金がエンジェル投資家としての種銭になっていることなどが書かれています。

 

一方のエンジェル投資家として成功するための方法については、なぜシリコンバレーが優れているのかというところから、スタートアップの資金調達ラウンドや創業者とのミーティングで聞くべき事など実務的な内容が網羅されています。

体系的に書かれた本ではないものの、本書を一通り読めば、どういった流れでエンジェル投資家が投資し、リターンを得ているのかはつかめるはずです。

 

シリコンバレーが優れているところ、そしてジェイソン・カラカニスの投資の基準

それでは、具体的に本書に書かれていることを引用しながら見てみましょう。

シリコンバレーが生んだもっとも価値ある産物は個々の企業ではなく、シリコンバレーというシステムだ。

なぜ、多くの巨大IT企業がシリコンバレーから生まれてくるのかという疑問への答えがここにあるようです。

つまり、優秀な学生、専門性の高い実務家、投資家といった生態系があるからこそシリコンバレーからは多くの革新的な企業がでてくるのです。

 

私はモノをつくる人間に投資する。モノづくりについてしゃべるだけの人間には投資しない

著者はたびたび、「私はどのプロダクト・サービスが成功するかはわからない」といったことに言及しています。

ならば、なにに注目しているのかというと「人」だそうです。

それは、素晴らしい起業家がいるにもかかわらず、プロダクトの魅力が理解できなかったために、ツイッターへの投資機会を見送ってしまった手痛い経験からきているのです。

 

ウーバーに投資して成功した男からみたシリコンバレー

本書の著者ジェイソン・カラカニスは今では「ウーバーの最初期に投資した人物」として知られています。

その投資では、投じた2万5000ドルが現在では3億6000万ドル(日本円で約400億円)になっているようです。

シリコンバレーの最前線でおきていることは日本にいてはなかなかわかりにくいです。

しかし本書はそこで活躍する投資家(しかもエンジェル投資家)が自身で書いているのだから臨場感満点で、それを感じることができます。

かつて、フェイスブックについて描いた『ソーシャル・ネットワーク 』という映画が話題になりましたが、まさにあの臨場感でシリコンバレーでおきていることを垣間見ることができたように感じます。本書も映像化されたらもっと面白いだろうと思います。

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本日もご精読ありがとうございました。

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