資産運用

モーニングスターが選んだ割安な米国株9選

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モーニングスター(日本版ではなくて米国版のmorningstar.com)は、米国株に投資する人にとって参考になる情報の宝庫です。

特にフェアバリュー(適正株価)の情報は、企業の割安度を測るときによく参考にさせてもらっています。

モーニングスターでは、フェアバリューを基準にやや割安な企業に4つ星、著しく割安な企業に5つ星をつけています。

今回はそんなモーニングスターが選んだ5つ星(とても割安)の企業の中から、ワイドモートを持つ企業のみを選びいくつかの切り口でランキング化してみました。

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高い競争力を持った割安企業

今回はモーニングスターの5-star stocks(アナリストの算出するフェアバリューと比べて現在の株価が著しく低い企業)の中からwide moat(広い堀をもつ企業、すなわち競争力が高い企業)のみを選び出しました。

それが以下に紹介する9社です。

割安度ランキング

まず割安度で見てみましょう。

下に行くほどフェアバリューからの乖離が大きくなっていてより割安である可能性が高い企業になります。

企業名 セクター インダストリー 規模 投資スタイル 株価 フェアバリュー 株価/フェアバリュー
Philip Morris International Inc. 生活防衛消費 たばこ 大型 バリュー 83.75 102 82.11%
General Mills, Inc. 生活防衛消費 パッケージフード 大型 バリュー 44.46 59 75.36%
Anheuser Busch Inbev NV 生活防衛消費 飲料 大型 グロース 92.04 124 74.23%
Roche Holdings AG Basel ADR Common Stock ヘルスケア 製薬 大型 コア 30.62 42 72.90%
Imperial Tobacco Group plc Sponsored ADR 生活防衛消費 たばこ 大型 バリュー 34.73 48 72.35%
Spectra Energy Partners, LP エネルギー オイル&ガス 大型 バリュー 38.06 54 70.48%
Cardinal Health Inc ヘルスケア 医療流通 中型 バリュー 54.94 82 67.00%
McKesson Corporation ヘルスケア 医療流通 大型 バリュー 134.95 210 64.26%
TENCENT HOLDING/ADR テクノロジー インターネットコンテンツ&情報 大型 グロース 42.77 76 56.28%

 

1位はテンセントホールディングスADR(TCEHY)、2位はマッカーソン(MCK)、3位はカーディナルヘルス(CAH)となりました。

割安度第1位のテンセントホールディングスは、中国のIT業界をアリババと二分する巨大企業です。

テンセントのビジネスについてはこちらでまとめています。

中国巨大IT企業テンセント(騰訊)の事業内容と業績まとめ

 

第2位のマッカーソンはあまり知られていない企業ですが、フォーチュン500で売上規模第5位に入るような巨大企業です。

GMやフォードモーターを超える規模といえばその巨大さがわかると思います。

マッカーソンについては私も知りませんでしたが、こちらに詳しい記事が書かれていました。

聞いたこともない巨大企業:McKesson (マッカーソン)

 

第3位のカーディナルヘルスもマッカーソンと同じく医療機関や薬局などを顧客に持つ巨大企業です。

今回の一覧ではロシュも入っているようにヘルスケアセクターは現在不人気になっているようです。

同様に生活防衛消費セクターも投資家から見放されているようです。

 

収益性ランキング

次に収益性に着目してみたいと思います。

ここでは営業キャッシュフローマージンとROEの2点をみていきます。

営業CFマージンは売上のうちどのくらいの割合が営業CFとして入ってきているかの指標です。

詳しいことはここでは省略しますが、どちらも20%を超えていれば優秀だと言って良いでしょう。

(ROEに関してはどのくらいレバレッジを掛けているかにもよるので参考程度としてみてほしい)

企業名 営業CFマージン ROE %
Spectra Energy Partners, LP 82.56% 9.06
TENCENT HOLDING/ADR 44.64% 33.21
Roche Holdings AG Basel ADR Common Stock 32.33% 41.72
Philip Morris International Inc. 31.00% -
Anheuser Busch Inbev NV 27.34% 11.11
General Mills, Inc. 18.05% 40.71
Imperial Tobacco Group plc Sponsored ADR 10.13% 25.63
McKesson Corporation 2.09% 26.68
Cardinal Health Inc 2.02% 19.28

営業CFマージンでは1位スペクトラエナジー、2位テンセントホールディングス、3位ロシュホールディングスとなりました。

ROEのランキングでは、1位ロシュホールディングス、2位ゼネラルミルズ、3位テンセントホールディングスという順番になりました。

フィリップモリスはどちらもランク外となっていますが、実際はかなり高い収益性があります

フィリップモリスについてはこちらの記事で扱っています。

フィリップモリス(PM)とアルトリア(MO)投資するならどっち

 

ランクインした中ではスペクトラエナジーを除いたテンセントホールディングス、ロシュホールディングス、ゼネラルミルズがバランスの取れた高収益企業だと言えそうです。

 

成長性ランキング

最後に見るのがこれらの企業の成長性です。

企業名 EPS成長率 5年
営業利益成長率 5年
TENCENT HOLDING/ADR 40.56 36.13
Imperial Tobacco Group plc Sponsored ADR 16.74 -0.27
General Mills, Inc. 5.46 -1.41
Roche Holdings AG Basel ADR Common Stock -2.09 -1.64
Anheuser Busch Inbev NV -2.21 6.79
Cardinal Health Inc -3.54 -0.11
Philip Morris International Inc. -5.58 -3.76
Spectra Energy Partners, LP -14.55 36.64
McKesson Corporation -43.57 4.84

今回は営業利益とEPSの成長率を5年平均したものでランキングを作りました。

この数字はどの期間を切り取るかに大きく左右されるので必ずしもこのランキングが企業の実質的な成長性を表しているわけではないことにご留意ください。

EPSの成長率を見るとプラスになっていたのは、テンセントホールディングスとインペリアルタバコ、ゼネラルミルズの3社のみでした。

営業利益がプラス成長していたのは、スペクトラエナジー、テンセントホールディングス、アンハイザーブッシュインベブ、マッカーソンとなりました。

割安な企業を選ぶことは大切ですが、できれば衰退している企業ではなく、成長している企業を選んだ方が良いでしょう。

過去5年の売上、営業利益、EPSが右肩上がりになっている企業があればそれがベストです。

 

まとめ

今回はモーニングスターの5-star stocks(アナリストの算出するフェアバリューと比べて現在の株価が著しく低い企業)の中からwide moat(広い堀をもつ企業、すなわち競争力が高い企業)のみを選び出し3つの切り口でランキングにしてみました。

 

あくまで限られた数値のみの分析ですので、必ずしもここで取り上げた企業のリターンが素晴らしいものになるという保証はありませんが、割安度、収益性、成長性の全てにおいて優れた企業であれば報われる可能性は高いと僕は考えています。

 

※当記事は個別企業への投資を推奨するものではありません。また、当記事の情報は記事執筆時のものです。

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