資産運用

インデックス投資で最強のポートフォリオを組む

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ここのところインデックス投資が盛り上がっています。

たしかに長期間にわたってインデックスを上回ることのできるアクティブ投資家(ファンドマネージャー)は希少なので、インデックス投資をすることは理にかなっていると思います。

この記事では、そのインデックス投資について以下のようなことが学べるようになっています。

  • 過去にどのくらいのリターンがあったのか?
  • 過去にどのくらいの下落があったのか?
  • リスクをコントロールしてリターンを高めるポートフォリオの組み方
  • 具体的な銘柄一覧

主要インデックスの期間別リターン

主要なインデックスの期間ごとのリターン一覧です。

注1:海外の指数はすべて円換算したものになっています。

インデックス名 5年 10年 20年 30年
TOPIX(配当込み) 8.90% 8.90% 4% 0.40%
MSCIコクサイ 10.60% 12.60% 5.90% 8.90%
MSCIエマージング 4.00% 9.70% 9% 9.20%
S&P500 14.50% 14.80% 6.50% 9.90%
ダウ平均 13.20% 11.90% 5.40% 8.20%
NASDAQ総合 16.10% 17% 7.10% 9.90%
世界国債インデックス 3% 4.50% 4.10% 5.60%
JPモルガンEMBIグローバル 6.50% 10.30% 9% -
東証REIT 7.30% 12.40% - -
S&PグローバルREIT 9% 12.20% 9.20% -

上の一覧を見てまず感じることは「TOPIXしょぼい」ということです。

バブル崩壊後の厳しい期間だったのでしょうがない面はありますが、ここ5年などの比較的短期間でもTOPIXは他の株価指数に劣後しています。

また、個別企業の決算をみてもアメリカの優良企業などとは比較にならないくらいしょぼいので今回は日本株については除外しています。

(リターンの問題とともに日本に住んでいる僕たちの収入や資産は円に偏るので、できれば資産運用においては円資産は除外した方がよいという面もあります)

10年間のリターンランキング

  1. NASDAQ総合 17%
  2. S&P500  14.8%
  3. MSCIコクサイ 12.6%
  4. 東証REIT指数 12.4%
  5. S&PグローバルREIT 12.2%

ここ数年のIT企業の興隆もありNASDAQ総合のリターンが圧倒的なものとなりました。

S&P500もそうしたハイテク企業の恩恵を受け2位にランクインしています。

30年間のリターンランキング

次に超長期の30年間のリターンランキングを見てみます。

20代や30代くらいの人が老後のために運用するのであればこれくらいの期間を考える必要があります。

  1. S&P500 9.9%
  2. NASDAQ総合 9.9%(同率1位)
  3. MSCIエマージング 9.2%
  4. MSCIコクサイ 8.9%
  5. ダウ平均 8.2%

結論

リターンだけを考えるのであれば、S&P500とNASDAQ総合が優れているということになります。

また、期間にもよりますが、REIT指数やEMBIグローバルなどの指数もそれらと同等のリターンをあげているのでポートフォリオの一部に組み込んでもよさそうです。

 

年間の最大下落率

投資においてはリスクとリターンを秤にかけてリスクを抑えつつ、リターンを最大化することが求められます。

主要インデックスの過去30年間(インデックスによっては30年間の記録がないものもある)の年間最大下落率をみてみましょう。

インデックス名 年間最大下落率
TOPIX(配当込み) -40.60% 2008
MSCIコクサイ -52.60% 2008
MSCIエマージング -62.10% 2008
S&P500 -49% 2008
ダウ平均 -46.40% 2008
NASDAQ総合 -51.80% 2008
世界国債インデックス -18% 1999
JPモルガンEMBIグローバル -27.80% 2008
東証REIT指数 -48.60% 2008
S&PグローバルREIT -55.50% 2008

これを見ると株式で40%-60%前後の下げがあることがわかります。

ただ、これは100年に一度の金融危機と言われたリーマン・ショック時のものなので、通常の下げではそこまではひどくありません。

S&P500でいいますと2008年を除いた年間の最大下落率は-29.7%(2002年)となっています。

REIT指数も株式インデックスと概ね同じ程度の下落がみられます。

一方、債券インデックスでは18%-28%前後の下落にとどまっており、株式インデックスの下落に比べるとかなりマイルドなものになっています。

結論

株式インデックスやREIT指数は年間の下落率がかなり大きい。

そうした下落に心理的に耐えられなさそうであれば、債券インデックスをやや多めに組み込むようにすべき。

 

ポートフォリオを組んでみる

では、実際にポートフォリオを考えてみましょう。

 

正直に言いますと、あまり何も考えたくない人はS&P5001本にしぼって積立をしていけばOKだと思います。

それだけで過去のリターンから考えると7%-10%前後のリターンをあげることができるはずです。

これから書くことは、少し手間がかかってもいいからリスクを抑えつつ、リターンを少しでもあげたいと考えている人向けの内容です。

 

まず、上で見たリターンや最大下落率からインデックスを4つのジャンルにわけます。

  • メイン:S&P500(より分散を効かせたいのであればMSCIコクサイインデックス)
  • ハイリスク:NASDAQ総合、MSCIエマージング、S&PグローバルREIT
  • ミドルリスク:JPモルガンEMBIグローバル
  • ローリスク:世界国債インデックス

これをパズルのピースみたいに組み合わせることで、その人の許容リスクにあったポートフォリオを作ることができます。

 

基本のポートフォリオ

 

ポートフォリオ1

別に根拠があってこの割合になっているわけではありません。

わかりやすくするためにこのような割合にしています。

このポートフォリオよりもリスクを減らしたいと思うのであれば、ローリスクの割合を増やし、ハイリスクの割合を減らせばいいのです。

あるいは、ハイリスクの部分をミドルリスクのものに置き換えてもよいでしょう。

ややローリスクなポートフォリオ

上の基本ポートフォリオのハイリスク部分をミドルリスクに置き換えてみました。

全体のリターンはやや下がると思いますが、下落時のダメージはかなり下がるはずです。

ポートフォリオ2

 

ややハイリスクなポートフォリオ

次は基本ポートフォリオよりもリスクは高くなりますが、高いリターンを求める人向けのポートフォリオです。

ややハイリスクなポートフォリオ

さらにリターンを追求したいのであれば、よりハイリスクなインデックスの割合を高めていけばOKです。

ナスダック1本にしぼって積立するなんてかなりのロッカーぶりで惚れ惚れしてしまいます。

(個人的にはあまり勧められませんが…)

インデックスETFと投資信託一覧

より具体的に投資を検討されている方向けに今回紹介したインデックスに連動するETFや投資信託などをまとめました。

信託報酬が低いものを中心に選んでいます。

注1:ETFの中には流動性の低いものが入っているかもしれません。できればそういったものは避けたほうが無難です。

注2:投資信託の中には純資産の少ないものも含まれています。できれば純資産が多く、運用歴が長いものの方が安心できます。

注3:リターン比較ではナスダック総合ですが、下の表ではナスダック100指数に連動するものを選んでいます。

インデックス 銘柄名 信託報酬 備考
MSCIコクサイ ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11%
MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 0.15% 国内ETF,1550
MSCIエマージング eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.189
NEXT FUNDS 新興国株式・MSCIエマージング・マーケット・インデックス(為替ヘッジなし)連動型上場投信 0.19% 国内ETF,2520
S&P500 バンガードS&P500 ETF 0.05% 海外ETF,VOO
SPDR S&P500 ETF 0.09% 国内ETF,1557
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.16%
ダウ平均 Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信 0.15% 国内ETF,1679
SPDR ダウ工業株平均 ETF 0.17% 海外ETF,DIA
iFree NYダウ・インデックス 0.23%
NASDAQ100 パワーシェアーズQQQ 0.20% 海外ETF,QQQ
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信 0.45% 国内ETF,1545
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 0.45%
世界国債インデックス NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジあり)連動型上場投信 0.12% 国内ETF,2512
ニッセイ外国債券インデックスファンド 0.17%
JPモルガンEMBIグローバルコア iシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券 ETF 0.60% 海外ETF,EMB
東証REIT指数 iシェアーズ・コア Jリート ETF 0.16% 国内ETF,1476
Smart-i Jリートインデックス 0.17%
S&PグローバルREIT(除く日本) ニッセイグローバルリートインデックスファンド 0.27%

ここのところ日本の投資信託もよいものが揃ってきていて、信託報酬も下がってきています。

上の一覧の中ではナスダック100に連動する投資信託はやや信託報酬が高くなっています。

できれば海外ETFのQQQへの投資が望ましいでしょう。

また、JPモルガンEMBIグローバルコアに連動するものは1つしかなく、手数料もやや高めです。

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本日もご精読ありがとうございました。

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