資産運用

株価下落時に投資家が考えておくべきこと

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「アメリカ株に投資すれば確実に儲かる」そんな期待を持って米国株への投資をしている人には試練のときが来ています。

アメリカの主要三指数は連日大きく下げて、11/20の終値ベースで年初来の上昇分をすべて失いマイナス圏へと沈みました。

明らかに景気の減速ムードが広がる中、FRBは難しい選択を迫られそうです。

この記事では、これまでの相場の流れを確認し、最悪どのくらいの下落を覚悟しておくべきかを考えていきます。

相場の流れはこうなっている

まず、これまでの相場の流れと今後の予想について著者の考えをまとめておきます。

全体的な流れとしては以下のようなモデルで考えています。

リスクの高い資産から徐々に売られて、最終的にアメリカを代表するような大企業が売られる。

 

結論を先に書いておくと2018年年初に始まった新興国の下落が、夏が終わる頃にアメリカに波及してきており、現在その下落の波が進行していると考えています。

 

問題はこの下落の波が調整程度(下落率で20%くらい)で終わるのか、下落がさらなる下落を生むマイナスのスパイラルへ入っていき、本格的な信用収縮が起きてくるかどうかだと思います。

実際に相場がどう動いてきているかを見てみましょう。

2018年年初からの主要指数の騰落率

主要指数の騰落率 2018年

主要指数の年初来の動きです。

ロウソク足:ダウ平均

水色:S&P500

紫:ナスダック総合

ピンク:MSCIエマージング(新興国の代表的指数)

オレンジ:CSI300指数(中国A株300銘柄で構成)

 

アメリカの三指数は、年初来で±ゼロ近辺まで下げてきました。(注:11/20の終値でマイナスになっています)

 

一方のMSCIエマージング指数に連動するETFの年初来騰落率は-15.98%

中国のA株300銘柄の動きに連動するETFの年初来騰落率は-24.785となっています。

よりリスクの高い市場の下落が先行していることが読み取れます。

 

5年間の騰落率

次に同じ指数の5年間の値動きを見てみます。

主要指数騰落率 5年

これをみると2016年あたりから上昇していた新興国の株価は2018年の年初にピークをつけたように思われます。

ここには入れていませんが昨年暴投した仮想通貨も2018年の年初にピークが来ています。

一方のアメリカの指数は2018年夏くらいにピークが来ているように見えます。

そして、秋に入り下落が加速していることがわかります。

主要指数のこれまでの最大下落率を学ぶ

次にナスダックやS&P500など主な米国株価指数の過去における年間下落率をみていきます。

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数の年間騰落率

ナスダック総合指数の過去の年間騰落率です。

これをみると年間ベースでの最大の下落率は2008年の-40.5%となっています。

また、2000年のITバブル崩壊時は3年連続で大幅な下落になっていることにも注意が必要です。

しかし、その2つの事例を除くと概ね20%以下の下落となっています。

ダウ平均

ダウ平均年間騰落率

次はダウ平均です。

1961年以降で最も下落した年はこちらも2008年で下落率は-46.4%となっています。(円換算後のデータ、ドル建てでは少し異なる)

この2008年を除いた場合での大きな下落は年間20-30%くらいの幅となっています。

ただこちらも2年続けてそのくらいの下落があることには注意です。

その場合、2年間での下落率は36%-51%ほどになってしまいます。

 

以上のことから下落が始まれば、最低でも-20%くらいは覚悟しておく必要があり、最悪のケースでは数年間にわたりトータルで半分くらいの下落がありうることは肝に銘じておく必要がありそうです。

 

今回の株価下落はどうなるか

今回の上昇相場がここで終わり下落相場になる場合を想定して下値を考察してみます。

まず、直近の高値の確認です。

  • ダウ平均:26951ドル
  • S&P500:2940ドル
  • ナスダック総合:8133ドル

ここから想定される下落率をいくつか当てはめて下値を想定した表が下のものになります。

インデックス 直近高値 -20% -30% -40%
ダウ平均 26951 21560.8 18865.7 16170.6
S&P500 2940 2352 2058 1764
ナスダック総合 8133 6506.4 5693.1 4879.8

 

11/20の終値は以下のようになっています。

  • ダウ平均:24465.64
  • S&P500:2641.89
  • ナスダック総合:6908.82

ナスダックはかなり下がってきていますが、それでも高値から-20%のラインにも届いていません。

下落はリスクの高いところから少しずつ低リスクのところに波及していくと思いますので、ダウやS&P500はこれから本格的な下落になっていくのではないでしょうか。

一方の新興国はかなり調整が進んで来ていますが、先進国の下落に引きづられる形で再び下落していくのかに注目していきたいと思います。

 

10年以上のスパンで運用しているともちろん相場が好調なときも不調なときもあります。

そして、運が悪ければリーマンショックのような金融危機や日本のバブル崩壊のような惨事にも見舞われます。

そういったときに大切なことは、しっかりとキャッシュフローを生み出している企業への投資を淡々と続けることです。

買う時と売る時以外、価格(株価)は関係ありません。大切なことはその企業の業績(中身)です。

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本日もご精読ありがとうございました。

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